夫婦でログハウスセルフビルド&田舎移住のおはなし

夫婦で田舎移住を決意して、念願のログハウスセルフビルドに挑戦しました。

土台

 

 

基礎ができて、その上にキソパッキンを設置して、次は、次こそは、、、

ログーーーー!!!の土台です。

土台を基礎に設置していきます。私たちが購入したキットには土台も含まれていました。

基礎から出てるアンカーボルトが通るように土台に穴を開け、そこにボルトを通して据え付けます。

簡単だと思っていたら、すごく大変な作業の1つでした。

 

 

まず、基礎から出てきているアンカーボルトは決してきれいに真っ直ぐに出ているわけではありません。それを無理やり真っ直ぐに矯正するのは基礎に負担が掛かるかなと思ったので、なるべくボルトの傾きなどを考慮しながら土台に穴を開ける作業。

いくつもあるアンカーボルトそれぞれにこの作業をしていき、穴を開けては通してみて確認し、調整する、の繰り返しだったのです。

プロの大工さんなら簡単なことなんでしょうが、なにせ素人なので、なおかつ丁寧に綺麗に家を建てていきたかったため手抜きや妥協はなしでやってきました。

 

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穴を開け終えたら、キソパッキンの上に設置していきます。

 

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そしてログのノッチ部分を重ねて組みます。

組んだ瞬間は、あ~ログだ~という感じだったのを覚えています。

 

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土台なのできちんと組んでないとこのまま上に重なっていくので組み合わせた所が90度になるように慎重に組んでいきました。

この作業もスムーズに進みにくく、もどかしい作業でした。

 

土台が設置できたら、次は土台に防蟻剤を塗っていきます。

 

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こういう難しい一つ一つの作業をこつこつやって、土台据え付け工事は完了しました。

 

楽しく建てよう・作ろう!キットハウス '17ー'18 (大誠ムック 47)
 

 

 

城東 キソパッキンロング KP-L150 (20本入り)1箱
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたきたー!!

ついに注文していたログハウスのキットが届きました。

私たちのキットは10tのユニック車で運ばれて来たので、道路も狭すぎると、入れないということになりかねません。幸い環境は恵まれてトラックも道路に止めれてキットの材料を置くスペースも確保できたのでよかったです。

実際にキットハウスを考えている方はそこも考慮して取り組んでいかなければならないと思います。

 

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開けた瞬間、木の香りがすごくて感動しました。

当たり前ですけど、量はこんなもんじゃなく、この4~5倍ぐらいです。

 

 

先に私たちの購入したキットハウスについてざっと説明させていただきます。

なるべくかわいくて小さい家に住みたかったので大きさは12坪ほどと小さめのログハウスにしました。

厚さは75㎜のマシンカットログ。

 

結果から言いますと、私たち初心者にとってはこの小ささがベストだったなと思います。もっとお金をかけたり人手を増やして建てていく場合は別ですが、二人きりで、足場を組まずに脚立2本だけで建築できました。

最後の方のログ組みはちょっと危ない感じだったのでギリギリですね。

あまり真似はしない方がいいかもしれません。ただ、足場を別で組むだけでお金のかかり方が大きく変わってくるのでこうなりました。

 

形は平屋で屋根の傾斜もきつくなく、屋根での作業も何とか自分たちだけでできました。

 

全てにおいてこれ以上だともっと時間もお金も労力もかかっただろうなと思います。

後々のことを言えば、外装などの維持管理も小さければ小さいほど楽です。

 

掛かった日数はおよそ10ヶ月。

細かく言えば、屋根完成までで3ヶ月ちょっと。そこから内装にほとんど時間が掛かったわけです。まあ、屋根さえできれば住みながら作業ができるので気持ちは全然違いますが、、

とにかく天井と床張りはしんどい。

根気がとても必要になってきます。

 

これが、結果です。

 

細かい作業の内容は随時紹介していきますね。

キソパッキン

さて、基礎ができてログを組んでいこう!と意気込みたいところですが、一旦我慢して基礎の上にキソパッキンという床下換気のための大事な物を取り付けていきます。

 

ログハウスなので湿気にはなるべく気を遣いたいところです。そのため、換気のことは特に入念に調べてきました。

結果、私たちが選んだのはキソパッキンでした。

 

床下の換気の種類として、基礎に直接換気穴が開いてる基礎換気口を作るか、家の土台と基礎の間に敷くキソパッキンで迷いました。

 

床下換気口のデメリット、、換気口があるのとないのとでは基礎の強度がどちらかというと弱くなる。

キソパッキンのデメリット、、家の外周にぐるりと換気穴が開いてる状態になるため、冬は床が寒くなりやすい。

 

私たちが調べた中で一番気になる点はこの2点でした。

 

で、選んだのがキソパッキンです。

どちらかじゃないと家が壊れたり、寿命にすごく差が出るというわけではないです。好みや何を重視したいかによると思うので、○○じゃないとだめ!では決してありません。

 

キソパッキンとは?

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こういう物です。

私たちが使用したのは城東テクノのキソパッキンロングという商品です。ホームセンターにも置いてあります。これを基礎の上に接着剤で固定していきます。

 

このギザギザの部分には穴が開いていて床下と外の空気を循環してくれます。

湿気対策には十分すぎるぐらいです。

 

そして実際住んでみて実感したこと、、、床の冷たさ全然気にならない!!

 

個人差もあると思いますが、私たちは全然気にならなかったです。

しかも床下は年中カラッしてる!!

なのでこれにしてよかったなと思いました。

のこぎりでカットもできるし、設置も簡単でした。

 

ずばり、おすすめです。

 

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これで本当の本当にログに取りかかれます。

 

 

 

 

まずは基礎工事から

家を建てるにはまず基礎を作らないといけません。

私たちは一度基礎も自分たちで作ってしまおうかと思ったこともあったんですが、あまりにも素人で時間がかかりそうだったので業者さんに頼むことにしました。

ネットで調べると基礎も自分で作っている人が結構いるのでがんばればできるはずです。

 

その業者さん探しが前の記事でも書いたとおり、とても大変なのです。知り合いとかがいて頼めるのなら話は別ですが、見知らぬ土地で全て始めるので、とにかく当たって砕けてきました。

業者さん(特に基礎工事業者さん)は忙しいみたいで断られ続け、引き受けてくれそうなところは見積もり出してもらっても予算オーバーだったり。ちょっと心が折れそうになります。ただ、私たちが最後に出会った基礎屋さんは私たちのしようとしてることを理解してくれ(なるべくシンプルにお金をかけずに家を建てていきたい)、適正な金額で、完璧な仕事をしてくれました。

すごくいい方に出会うことができました。

この時、諦めなくて良かったなと二人で話したのをよく覚えています。

 

実はこの時、頼んでいたキットハウスの材料が届く日も決まっており、なるべく日数のロスがないようにこの日に合わせて基礎を仕上げてもらったり、自分たちも準備をどんどん進めていきました。

 

 

 

何にもなかった平地に家の基礎ができるとやっぱり興奮しますね。

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いよいよ!!といった感じです。

 

 

家を建てる前に

 

家を自分たちで建てると決まったら、早く作業に取りかかりたくてうずうずし始めてしまうんですが、そこはちょっと我慢してそのための準備を始めないといけません。

 

まず、家を建てるにあたって、どこまで工事を人に任せるか。

私たちは家のセルフビルドに専念したかったのと、今まで大工さんや建築業に一度も携わったことのない完全な素人だったので他の工事は業者さんに任せることに決めました。

そうと決まれば、業者さん探し。これがとても大変で、素人でセルフビルドという意味不明なことをしようとしている夫婦二人を信用するには難しいようで快く引き受けてくれる業者さんは少なかったです。

電気工事、水道ガス工事、基礎工事など。

多少の覚悟を持って挑んでください。結構バカにされます。(無理もないんですが、、)

 

そして家を建てるために必要な水道、電気、トイレは必須です。

本工事が入るまでは仮設のものを利用します。

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この3つさえあれば困ることはなかったです。

 

もう1つ、地鎮祭

神主さんを呼んで儀式を行うのが普通ですが、私たちは自分たちだけで自分たちなりに執り行いました。塩やお酒を用意してくわを立てて土地の神様にお祈りしました。気持ちがあれば形は何でもいい!というのが私たちのモットーです。

 

さあ、このあと基礎工事が入り、ログハウスセルフビルドの始まりです!!

田舎暮らしを目指して

私たちが都会暮らしに息苦しさを感じ出していたころ、本屋さんでキットハウスの本を見つけました。

それからすべてが始まります。

 

キットハウスの存在を知り、完全な素人の私たちにも家を造ることができるんだ!人生一度きり、やってみたい!と、これを目標に過ごしてきました。

 

そして建てるなら自然が多い所がいい!

         ↓

田舎に引っ越そう!

 

自然と流れは田舎暮らしの方向へ向かっていきました。

今働いてる仕事も辞め、田舎へ引っ越してきました。

 

まだ家を建てれていないのでその間は近くにアパートを借りてマイホーム建築に夫婦で通い始めます。

 

ということでまずは田舎暮らしあるある

1.新しい人が来るとみんなが興味津々!!

2.ご近所さんが大量に野菜をくれる!!

(季節によってみんな同じ物を育てているため、みんな同じ物をくれる)

3.町の行事はなるべく参加しよう!!

4.草刈必須!!

5.朝は5時起き当たり前!!

 

とにかく都会での暮らしでは考えられないことが繰り広げられています。私たちが越してきた場所は人がとても穏やかで温かい人ばかりで恵まれてる方だと思います。

来る前にネットで調べたら田舎暮らしのデメリットとして人間関係のこともあったので不安でした。

こればっかりは来てみないとわからないので。

田舎でひっそり、あまり人と関わりたくないなと思う方は慎重に探したほうがいいかもしれません。

 

あとは初めての草刈ですね。田舎の人には当たり前のことなんですが、私たちにとっては草刈機なんて触ったことないから、草刈機を買って初めて使った時は全身筋肉痛で動けませんでした。

 

ここから怒涛の田舎暮らしが始まるわけです。

 

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最初のボーボーだった草を刈ってセルフビルドの準備も進めていきます。

ブログを始めたきっかけ

はじめまして、こんにちは。

 

 私たち夫婦は3年前、見知らぬ土地に移住して、そこに小さなログハウスをセルフビルドしました。

 

知ってる人は知ってる、知らない人は全く知らない、そんなセルフビルドについてこれから挑戦しようとしてる人、興味がある人、そういう人に少しでも役に立てれたらいいなと思い、ブログで体験談を書いていこうと決めました。ついでに田舎移住のおはなしも。。。

 

そしてやってよかったと思えることをみんなに発信して、やってみたいなと思ってもらえたり、興味を持ってもらえればうれしいです。

 

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かわいいお客さん。